症状:イボ、ホクロ
診察にて良性と思われるイボ、ホクロに対して炭酸ガスレーザーによる治療を行います。炭酸ガスレーザーによって組織を蒸散させ、イボ、ホクロを除去します。部位、大きさによっては手術をお勧めする場合があります。悪性を疑うイボやホクロの場合は保険診療にて生検(部分的に切除)を行い、病理組織検査を行います。以下に手術と炭酸ガスレーザーの長所、短所を示します。
手術(切除法)
長所:メスで腫瘍を確実に切除できる。病理検査にて良性、悪性か調べることが可能。
短所:1本の線状の痕が残る
※確定診断の為、切り取った組織の病理検査を行う場合は、手術が健康保険が適応されます。
炭酸ガスレーザー
小さなイボ、ホクロは炭酸ガスレーザーにて除去が可能です。炭酸ガスレーザーはシミ用のレーザー等とは異なり、レーザーによって皮膚やできものを少しずつ削りとっていくことが可能です。局所麻酔をした後に炭酸ガスレーザーにてすこしづつイボ、ホクロを蒸散させます。レーザー照射後の皮膚には浅い傷ができます。消毒、抗生剤の軟膏処置を続けることにより徐々に傷が周囲よりふさがっていきます。通常10日~14日程度で傷はふさがります。傷跡は約3ヶ月程度赤みが残ります。通常徐々に赤みはおさまっていきます。
ケロイド体質の方、イボ、ホクロが大きな場合、また悪性が疑われる腫瘍の場合は炭酸ガスレーザー治療はおすすめいたしません。悪性が疑われる腫瘍は保険診療にて生検もしくは切除を行い病理組織検査を行います。
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